はじめに、

昔からの慢性腰痛があるとのことで来院。状況は、まっすぐ座ると痛い、曲げ伸ばしたときに痛む、草取りや重たいものを持ったあとに痛くなるとのこと。

既往歴：虫垂炎、大腸ポリープ2回切除、内痔核

現病歴：ベッドに座って腰をまっすぐにすると痛い

所見：鼠経（LR)＋＋、虫垂傷＋＋、4時8時、三脘、関門（LR)、期門（R)、帯脈（LR)、然谷（LR)、腰の痛みが動く感じがする。

治療

治療してみると甘い物をよく食べたときに出る身体の反応がたくさんでている、問診してみても甘いものをたくさん食べていたり、甘い物をたべているせいで腰痛に繋がっているような証言をたくさん聞き取ることができた。

甘い物を沢山食べるとなぜ腰痛がでるのか説明して、生活に取り入れてもらうと腰痛がだんだんと改善してきた。意識的に気を付けられるようになったとき腰痛もコントロールできるようになってきた。

治療後

治療後、腰痛無し、たまに腰痛再燃するも、鍼灸治療で痛みなし。

甘い物の弊害は近年色々いわれるところであるが、本人からしたら甘い物の基準と、影響力の認知はまだまだ浸透していない部分があって、今回のお話で甘い物が身体に及ぼす影響をしっかり実感を含めて伝えられた。

糖代謝促進処置というのを治療に取り入れているが、今回はこれのおかげで治癒が早まった気がする。腰痛が再燃しても、甘い物の節制と治療で腰痛が長引くことはない。甘いものは痛みに直結する。

おわりに、

甘い物の不節制による影響で身体にダメージが出ている症例は山ほどある。これはみなさんも他人事ではないとおもうのでこれからも症例報告を通して、わが身の健康を再確認してほしい。