鼻炎の鍼治療について①
はじめに
慢性鼻炎の原因が咽頭の炎症にある場合、咽頭と扁桃輪に対しての適切な処置が必要になってくる。
このブログでは長野式kiikostyleにおける咽頭の反応点について述べる。
扁桃の反応点
長野式では扁桃の反応点として乳様突起後ろ、天牖穴を扁桃の反応点としている。
これは耳鼻咽喉科、医師・堀口申作氏の本に書いてある、「上咽頭に炎症があるときには乳様突起直下、胸鎖乳突筋付着部に圧痛が出てくる」というものに類似する。
長野潔先生はこの情報を元に扁桃の反応点を「天牖穴から東風穴の間」としたのか定かではないが、長野先生はこの部位の圧痛を除去するのに必要な経穴を探し出した。
それが、「曲池穴~手三里穴の間」、「章門穴」である。
この2つの経穴を正確に刺鍼することによって「天牖から東風の間」の圧痛を除去し、その部位の圧痛が無くなることで咽頭扁桃の炎症を鎮静化できるとしている。
次号につづく。。。