コロナウイルスワクチン接種による副反応、後遺症について
コロナウイルスについて
COVID-19は、2019年に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によって引き起こされた呼吸器疾患です。最初の症例は中国・湖北省の武漢市で2019年末に報告され、その後世界中に広がりました。2020年初頭には世界保健機関(WHO)が「パンデミック」を宣言し、各国は対策として検疫、社会的距離の導入、ロックダウンなどさまざまな手段を取りました。COVID-19の流行は、健康、経済、社会の様々な側面に影響を与えました。ワクチンの開発が急速に進み、2020年末から2021年にかけて世界中でワクチン接種が始まりました。一方で、新しい変異株の出現や流行の拡大に対する懸念も続いています。 COVID-19の歴史は進化していますが、国際的な協力と科学的な進歩が対抗策の一環となっています。
コロナウイルスワクチンについて
新型コロナウイルス感染症のワクチンは、主に以下の4種類の技術を用いて開発されています。
不活化ワクチン:
ウイルスを不活化(死滅)させたものを接種し、免疫を獲得する。中国の科興製やインドのコビシールド製などがこれにあたる。タンパク質ワクチン:ウイルスの一部分であるタンパク質を接種し、免疫を獲得する。日本の第一三共製や米国のノババックス製などがこれにあたる。
ベクターワクチン:
無害なウイルスに新型コロナウイルスの遺伝子を組み込んだものを接種し、免疫を獲得する。英国のアストラゼネカ製や米国のヤンセンファーマ製などがこれにあたる。
mRNAワクチン:新型コロナウイルスの遺伝子情報を記録したmRNAという物質を接種し、体内でウイルスのタンパク質を作らせて免疫を獲得する。米国のファイザー製やモデルナ製などがこれにあたる。
mRNAワクチンは、新型コロナウイルス感染症で初めて実用化されたワクチンですが、実は30年に及ぶ研究開発の歴史があります。mRNAワクチンの開発は1990年に始まりましたが、当初は注射したmRNAがすぐに分解されてしまい、効果が期待できませんでした。2005年にカタリン・カリコ氏らが、mRNAの一部の構造を変えることで、体の免疫反応を抑える方法を発見しました。これにより、mRNAワクチンの可能性が広がりました。その後、さまざまな感染症やがんに対するmRNAワクチンの臨床試験が行われるようになりました。新型コロナウイルス感染症の流行により、mRNAワクチンの開発が加速され、2020年にはファイザー製とモデルナ製のmRNAワクチンが世界で初めて承認されました。
日本では、2021年2月にファイザー製のワクチンが最初に承認され、医療従事者や高齢者などを対象に接種が始まりました。その後、モデルナ製やアストラゼネカ製などのワクチンも承認され、職域接種や大規模接種センターなどで接種が進められました。2021年10月下旬には、2回目接種率が70%を超え、他の多くの国より高い接種率を達成しました。2022年5月からは、12歳以上の子どもにもワクチンの接種が始まりました。2022年12月現在、日本では7社9種のワクチンが承認されており、乳幼児を含む全ての年代に推奨されています。
コロナウイルス罹患後遺症
筆者が臨床で遭遇したコロナウイルス罹患後遺症は以下でした。
- 頭痛
- 頭皮の痛み
- 後頭部の痛み
- 首の痛み
- 味覚障害
- 嗅覚障害
- 頭がぼやっとする
- 髪の毛が抜ける
鍼灸治療による症状改善
鍼灸治療ではトータル的に身体をみることによってコロナウイルス関連の問題でもかなりの改善がみられます。
お困りのことがあればいつでも当鍼灸院までご相談ください。