五十肩+夜間痛
はじめに
五十肩(ごじゅうかた)は、肩の関節周囲炎症状態を指す日本の俗称です。一般的な医学用語では「肩関節周囲炎(Frozen Shoulder)」と呼ばれます。この症状は、肩の関節包(関節を覆う袋状の組織)が炎症を起こし、硬くなり、動きが制限される状態です。
五十肩は、以下の3つの段階に分類されます:
- 炎症期(inflammatory phase): 炎症が起こり、激しい肩の痛みが生じます。肩の動きが制限され、特に外側に腕を上げることが難しいことがあります。この段階は約3~6ヶ月続きます。
- 硬直期(frozen phase): 炎症が減少し、関節包が硬くなってくる段階です。痛みは減少することがありますが、肩の動きはますます制限されます。この期間は約4~12ヶ月続くことがあります。
- 回復期(thawing phase): 関節包がゆるんでいき、肩の動きが徐々に回復していく段階です。この回復期には約1~3年かかることがあります。
五十肩の原因はまだ完全には解明されていませんが、年齢や遺伝的な要因、糖尿病、心血管疾患などが関与している可能性があります。従来は腱板損傷や石灰沈着性腱板炎なども含めて五十肩と呼んでいたが、近年では原因が明らかな疾患は五十肩に含めません。
最初、肩関節付近に鈍痛が起こり、腕の可動範囲の制限が起こる。次第に痛みは鋭いものになり、急に腕を動かす場合などに激痛が走るようになる。痛みのために、腕を直角以上に上げられなくなったり、後ろへはほとんど動かせないなどの運動障害が起こる。生活にも支障をきたすようになり、重症化すると、洗髪、髪をとかす、歯磨き、炊事、洗濯物を干す、電車のつり革につかまる、洋服を着る、寝返りを打つ、排便後の尻の始末などが不自由となり、日常生活に大きな困難をもたらす場合がある。軽症で済むか重症化するかの仕組みもはっきりしていない。
治療前
60歳、女性
4か月前より右の五十肩発症。過去に左の五十肩、右肩の石灰化沈着を経験している。
現在の症状は90度より上に動かすときに痛みが出るのと、夜寝てるときの痛みが毎日ある。
現在まで整形外科で痛み止めと温熱療法、電気治療で治療していたが大きな変化なし。
肩を動かすと痛いので趣味のゴルフができなくなってしまった。
治療
中封
尺沢
曲池
天牖
陰包
太敦
天宗
陰陵泉
商丘
帯脈
屈伸
養老
飛陽
曲泉
行間
腋窩周辺
右肩ストレッチ
お酒が好きで毎日飲んだり、甘い物も毎日たべたりしていたのでそれらの情報を元に配穴。
治療後
2回の治療で治癒。
夜間痛も無くなりゴルフにも行けるようになった。