双極性障害
初診は2023年10月。年齢は21歳。女性。鍼灸治療を受けるのは初めて。
14,5歳から家族間のトラブルで双極性障害(躁鬱)発症。希死念慮他、時期的な落ち込み、胴体の痛み、頭痛、吐き気、食欲不振、耳鳴り、PMS、不安、いらだち、精神不安定、ねむい
初診時、話しを聞いていると涙ぽろぽろ。
患「優しく話を聞いてもらっていると悲しいとか嬉しいわけじゃないけど何故か涙が出てくるんです。気にしないでください」
今年から通信制の大学に編入したが体がだるく重く、座って課題をやっていられない。寝ながらできるものであればベットに横になりながら課題をやっているとのこと。
薬は7種類を服用している。服用しているおかげで少しは気持ちの安定があるが午前中は動けなかったり、まともに生活できる状況ではなさそう。
ドロエチ錠
アトモキセチン
クエチアピン
エスゾピクロン
炭酸リチウム
バルプロ酸
アリピプラゾール
2回目往診時
患「1週間は座って課題できました!吐き気も耳鳴りも身体の痛みもなくなりました!」
良くなる幅がとても広かった。びっくりした。食欲不振のせいで落ちていた体重も2kg増えた。身体が軽くなったような感じがしていたとのこと。
3回目往診時
患「夜も寝られるようになってきたので薬を減らしてみようかと思います!午前中もちゃんと起きられるようになったし、秋になると気持ちの落ち込みが激しかったが今年は全然マシ。」
もうこのころから話をいろいろ聞いても涙は出なくなり、本人も治ったような気がするとのこと。
この方の治療ペースは1か月に一回。1か月に一回でもこんなに良くなる。
通信制から一般学部への編入を目標にしているとのこと。もちろん成績優秀でないと編入できない。普通に生活ができるようになって勉強が頑張れるからだになるまで鍼灸を受け続けてほしい。と長いスパンでの治療を予想していたが、思ったより全然早く良くなってきた。勉強頑張ってね!!!