ドクダミ
もともと漢方・生薬に興味があって面白いなと思っていましたが、ドクダミの効能を噂に聞いて自分に試したところとても良く、身近にある草花もすごいなと関心を持ちました
自分は草花などに全く知識がなく、ほとんどなにも知りませんでしたが今回数種類の草について勉強しました。中でも今回「ドクダミ」を調べ、試したのでそれらを記していこうと思います。
食は薬なり
昔から「食は生命なり」とか「医食同源」あるいは「食は薬なり」(薬食一如)といわれているように、私たちの祖先は健康を維持し、病気を防ぎ、そして治療の根本は「食べもの」にあることを経験的に知って実行しておりました。
ところが、現代人はこの「食べものは薬」であるということをすっかり忘れてしまっております。
この食べものと健康についての研究の源は、古代中国にさかおんぼること数千年、長い歴史の中で経験され、確かめられ、育てられてきました。今日に残されているその記録文献は万巻におよび、現代に至って数多くの食べものに科学の光があてられ、その成分が解明され、薬理効果が実証されてきております。
しかし、食べものの中には現代栄養学や薬理学だけでは解明できない効能を発揮するものが、いまだ数多くあり、現在なおその未知の成分探索は続けられております。
この「食べものが薬である」ということが、漢方の基礎を構成していること、そして現代中国において「中医学」として大きく花開き、国際的に認められつつある事実に注目しなくてはなりません。また現代の医薬品nしても、もともとは私たちの身のまわりにある食べものの中から発見、抽出されたものです。近代科学はその食べものから発見された有効成分を化学的に合成し、新薬として大量生産を可能にしました。そして数多くの人命を救っておりますが、一方では、化学合成ということで思わぬ副作用がでていることはみなさま方もすでにご存じのとおりです。
食べもののまま、あるいは薬草として利用していれば有効であったものが、化学合成薬として乱用したために起こった不幸な出来事といえます。
私たち人間は、他の動植物と同じく共通した大自然の恵みの中で生きております。
その大自然の恵みは、私たち人間の知恵とか化学物質とかでは創り出せないものです。
「薬草健康百科」-沖電気工業健康保険組合 より引用
ドクダミ
江戸時代に貝原益軒が書いた『大和本草』には、『十種の薬の能ありて十薬となす』とあるくらい、いろいろな効能があるといわれる
別名
薬草としての効能が多いことに由来するジュウヤク(十薬または重薬)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)、ウマゼリなど。
おばあちゃんに話を聞いたら、ジゴクソバという別名を知っていました。小さいころからおじちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしている方はドクダミの使い方や効能について知っている方も多いかと思います。ドクダミは効能が多いため、薬が普及していなかった昔にはとても重宝されていたのかもしれません。
効能
内服薬として、胃腸病、食あたり、下痢、便秘、利尿、外用薬としても腫れ物、吹き出物、皮膚病などの排膿や毒下しに用いられる。
煎液には利尿作用、緩下、高血圧、動脈硬化に効あり。
便秘や熱感を持っている痔、赤く腫れて熱を持っているむくみやおでき、黄色い鼻汁が出る蓄膿症のときにもよいと言われる。
また、湿疹、かぶれ、ニキビ、水虫、しらくもなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよく、蓄膿症、慢性鼻炎、膣炎に生葉汁を挿入する。あせもには、布袋に入れて浴湯料として、風呂に入れる。
チンキ剤にして、抗炎症、抗菌、殺菌剤として、かゆみ止め&虫よけスプレー、うがい薬になったり
血行促進作用として、足のむくみとり、入浴剤として使ったり
美白効果もあるらしいので、化粧水として使ったり。
実践編
自分は生の葉っぱを摘んで揉んで鼻につっこんだところ、鼻水が止まり、夜の鼻づまりも感じず1日すっきり寝れました。

余談
我が家でもドクダミが採れるようにと思い1回目は小平中央公園から摘んできて、自宅の西側に植えたところ、全滅してしまいました。
2回目、近所の人が「うちにドクダミいっぱい咲いてるよ!」と治療中教えてくれて後日わざわざ持ってきて頂いて、よし!と思い、今度は東側に植えたのですがまたもや全滅しました。
どうにも我が家は日当たりが良いせいなのか、ドクダミが定着してくれません。来年の開花時期までにはなんとかしたいです!チンキを作ったらまたブログにしたいと思います。